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HIV/AIDS感染者のためのスマイル・グループ

年度報告 2004.2〜2005.2

病気に感染してしまった将来のない子供たちが最後まで「笑み」を失わないで欲しいというHUNGさんの気持ちから「SMILE−笑み」というグループの名前がつけられました。

1.背景


スマイル・グループ代表フンさん

 スマイル・グループは、HIV/AIDSに感染して苦しんでいるベトナムの青年を助けて、彼らの教育や福祉、権利を守り、よりよい生活を送れるように活動する、NGOだ。グループの目標は、感染者の青年たちが地域の活動に参加できるよう能力開発すること、HIV/AIDSに関する意識の向上、感染者に対する差別を減らすことだ。スマイル・グループは2004年2月、ベトナム・ホーチミン市の1区、3区、ビンタィン区に住むHIV/AIDS感染者の青年たちのニーズに応えて設立された。設立メンバーはグェンヴァンフン氏、ファムティトゥチャンさん、カオソンタン氏、ヒュインハイタィン氏だ。また、サン君やホアン君のように、HIV/AIDS感染者でありながら、仲間の感染者支援に大いなる情熱と同情をもって献身するボランティアの青年も、たくさんいる。

2.主な目標

  • HIV/AID感染者の青年をスマイル・グループの指導員として教育して、HIV/AIDS感染者の大人や子どもをより効率的に世話し、相談に乗り、支援することができるようにすること。スマイル・グループのボランティアは、学んだ方法論を生かして感染者の人々の生活指導にたずさわる一方、地域の人々に感染者を助けてくれるよう、協力を依頼する。
  • 地域で暮らす感染者に、アウトリーチ(訪問)プログラムや精神的・身体的支援を通じて、より効果的なカウンセリングや支援の態勢を整えること。
  • HIV/AIDS感染者同士が集まって、HIV/AIDSに関する最新の情報を交換し、励まし合って、つらい生活を乗り切っていけるよう、環境を整備すること。地域で暮らす感染者のために学習会を開き、HIV/AIDSに関する知識を伝えること。

3.2004年の活動

【a.アウトリーチ活動】72人(男35、女22、男児10、女児5)。活動地域は1、3、4、8、10、ビンタィン、ゴヴァップ各区、レライ公園と9月23日公園。
【b.在宅のAIDS患者の世話】9人(男8、女1)を対象に18回。
【c.定期検診と診療】27人(男19、女4、男児3、女児1)を対象に234回。実施者は1区と8区の保健センター、熱帯病院とティエンフォック病院、チュォンゴックティエン医師、ドンハィン移動診療所。
【d.病院紹介】8人(男3、女1、男児2、女児1)を対象に22回。紹介者はマイホア・センターとタンビン・センター、タオダン・プログラム、栄養センター、シスター38人。
【e.家族カウンセリング】32家族、60回。
【f.個人カウンセリング・支援・HIV検査紹介】13人(男4、女5、男児2、女児2)を対象に32回。検査所はパスツール病院、10区の保健センター、ビンタィン区のカウンセリング・検査センター
【g.福祉の紹介】18人(男9、女7、男児2)を対象に28回。実施場所は6区のドンハィン移動診療所、第一子ども病院、1区と8区の保健センター。
【h.法律相談】9人(男2、女2、男児2、女児3)
【i.奨学資金貸与、医療支援、食事支援、学費援助】16人(男7、女5、男児2、女児2)を対象に20回。総額183万5千ドン(120ドル)。
【j.在宅の薬物更生プログラム】15人(男9、女6)を対象に96日間。
【k.毎週の野外活動】10〜15人が参加して46回開催。
【l.スタッフ養成】中心メンバーのために10回のワークショップ開催(1回3〜5日間)。テーマはカウンセリング技術、ヘルスケアの基本、性感染症の予防、抗レトロ(エイズ)ウィルス薬の使い方、など。
【m.その他】スラムの子どもやストリート・チルドレンへの贈り物(326人分)、カトリック教会でシスターと交流会/15人のシスター、ノートルダム修道女会、司教、ハノイとダラト(9回)。英語教室(5人)。HIV/AIDS予防法へのアイディア提供...


舟遊びに来たストリートチルドレン

4.改善すべき点

  • スタッフとボランティアの数を増やすべき
  • 移動手段の確保
  • 長期の資金提供者確保

5.2005年活動計画

  • カウンセリング活動、および街頭や地域へのアウトリーチ活動の強化
  • 福祉・医療サービスの紹介
  • 若い参加者を増やすために、週末のミーティングでの新しい活動を開発すること
  • 若いHIV/AIDS感染者によりたくさんの仕事や教育を紹介して、より高い教育を受けられるよう勇気づけること

2005年4月15日
グエンヴァンフン
スマイル・グループ代表



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