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インド旅行記

インド・スタディーツアー感想 (きん)

 今回のインドスタディツアーがわたしにとっての初の海外経験だった。もちろん日本とインドとの違いは山程あり、驚いたり、たじろいだりしこともあったが、わたしはあえてそれらの違いを日本のものと比較しないようにしてきた。自分の中で、日本の尺度でインドを測りたくはなかったし、異文化をありのまま受け止めたほうがより新鮮に楽しめると思ったからだ。

 インドで過ごした二週間のあいだ、私は様々なことを考えずにはいられなかった。"援助"というのはお金をあげることじゃない、貧困から脱するための解決策を提案し、貧困層の人々自身の手によって解決させるものだ。わたしたちは彼らのやる気を引き出す手助けが出来ればいい。

 そのことは十分わかっているつもりだし、そうしなければ貧困の根本的な解決にはつながらないと思っている。しかし、いざインドで物乞いをする人々を目の前にしたとき、その考えを貫き通せるか正直自信がなかった。結局、わたしが自分からお金を渡すことはなかったが、彼らをただ傍観するだけの自分に大変無力感を感じた。と同時に、国際協力の重みを改めて思い知らされた。

 実際、貧困問題が解決し、全世界の人々が平等に暮らせる日がくる可能性は非常に低い。しかしわたしには貧困で苦しむ人々をそのまま放って置くことはできないし、貧富の格差ができる限り少ない社会になればいいと思っている。

 今回のように、スラムの子供たちとの交流や物乞いの人達の姿を見る機会がなければ、わたしの考えはただの空想論になっていたはず。このスタディツアーを通じて貧困の現実を見て触れることができたし、それによって自分の役割や貧困の根の深さを考えることができた。これから貧困に対して自分なりの視点からアプローチしていきたいという思いが強くなった。

 そして、今回の旅の一番の目的であるフェアトレードについて。実際に製品の生産者と売る側のわたしたちとのやりとりは大変興味深かった。

 一からこの企画を立ち上げるには相当の準備が必要と感じたものの、製品についてワーカーと直接相談したり、相互に納得のいく価格設定を行ったりしたことが大変有意義なことだと感じている。質の良い製品を作ることにも繋がるだろうし、ワーカーの生活をよりよくする手助けが出来る。デザイン性に優れたバナナファイバー、パルミラヤシ製品をもっと多くの日本人に知って欲しい。そして誰でも気軽に参加出来る国際協力としてのフェアトレードを確立していければと考えている。


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