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おとなの童話 『幸福はどこに?』
昔々のことです。 妖精たちが人間の計画を打ち壊そうと、何回も集まって相談していました。
一人の妖精が言いました。 「人間が大切にしているものを隠せばよい」 「人間が大切にしているものってなんだろう?」 みんな、考えた後で、一人の妖精が答えました。 「わかった!彼らの幸福を奪い取ってしまおう。そうすれば、人間たちは昼も夜も惨めで悲しく、憂鬱になるだろう。」 「でも・・・、幸福をどこへ隠そう?人間たちに見つからないところに隠さなくちゃ!」 もう一人の妖精が意見を出しました。 「その幸福を、世界で一番高い山のてっぺんに捨ててしまえばよい。」 この意見はすぐに反対されてしまいました。 「人間たちはとても元気だから、高い山に登るなんてなんでもないよ。」 また、もう一人の妖精がアイディアを出しました。 「じゃあ、その幸福を海の一番深いところに沈めるのはどうかな?」 しかし、妖精たちは賛成しませんでした。 「いいや、人間たちはとても好奇心が強い。かれらは、きっと、現代的な潜水艦を使って海にもぐるだろうよ。 そして、じきに、皆に知られてしまう。」 一人の若い妖精が立ち上がって言いました。 「人間たちを別の惑星に移してしまおう。」 しかし、年取った妖精が答えました。 「いや、だめだ。人間はとても利口で、毎日たくさんの惑星を探検している。」 妖精たちは黙って考え込みました。 すると、一人の老いぼれた妖精が立ち上がって意見を述べました。 「私は、人間たちの幸福をどこへ隠したらよいかを知っています。 人間たちの心の中に隠してしまいましょう。 ほとんどの人間は、いつも幸福を探してあちこちさまよい、いつも他人が自分より幸福だと思っています。 自分自身については、決して関心を持ちません。 幸福がどこに隠されたか、人間たちは決して見つけないでしょう。」 妖精たちは、この意見にみんな一致して賛成しました。 そのときから、たくさんの人たちが幸福をさがすのに夢中になりながらも、 幸福が、実際は自分の心の中にこそあるということを知らないのです。
このメッセージをあなたの親しい、大切な友人に送ってあげましょう。 ‐幸福は、一人ひとりの心の中にあること・・・、 ‐幸福は、私たちのまわりの簡単な事柄のなかにあって、探し回って得るものではないこと・・・を。 [Hanh Phuc Tim ODau] より。
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