HOME    
会のご紹介 お知らせ 生活スケッチ
活動のご案内 ギャラリー 特集

聖木曜日:御聖体の制定

聖木曜日は、キリストが聖体を制定した記念日であり、司祭のための祝日です。司祭は、毎日ミサにおいてご聖体を祝い、それは司祭生活の中心です。

ご存じのようにイエスは、カナの婚礼でマリアが「ぶどう酒がなくなりました」とおっしゃった時、水をぶどう酒に変えられました。これはイエスの行われた最初の奇跡で、イエスは水をぶどう酒に変えられたのです。集まった人々は幸せに酔い、宴の最後まで極上のワインを楽しみました。

ミサ聖祭において、司祭は、パンとぶどう酒をキリストの御体と御血に聖化します。それによってキリストがその尊いいのちを私たちに分け与えられるためです。パンとぶどう酒の形色をしたキリストの御体と御血は、私たちに神のいのちと力を与えます。

 わたしがまだ幼い頃、母はわたしに、「もし司祭と天使がいっしょに来られたら、どちらを優先すべきでしょう」と尋ねました。私には答がわかりませんでした。すると母は、「司祭が先ですよ」と言いました。その時には、わたしにはよく意味がわかりませんでしたが、今でも私の記憶に残っています。母は、司祭はキリストご自身の代理者であると言いたかったのです。

 神に自分を捧げたいと願う若者は主に信頼しつつ、次なる一歩へと、つまり、神に自分のすべてを生贄(いけにえ)として捧げるために、家族から離脱することへと歩みを進めます。

司祭として叙階されるまでには、普通、大学を卒業した後10年から12年かかります。この期間に彼は、さまざまな学科を学び、試験を受け、本当に懸命に勉強しなければなりません。これはまったく、たやすいことではありません。

将来、人々の心に訴える説教ができるように、十分な教育と知識を習得しなければなりません。科学と技術の進歩が速い今日では、司祭も新しい知識を得るために養成を続けなければなりません。

 叙階後、司祭は司牧者として教区に派遣されます。どこに派遣されるか自分では選べず、ただ司教様の指示に従わねばならないこともあります。一生、教会の必要に応じて、あちらの小教区からこちらの小教区へと、異動を重ねることになるかもしれません。司祭にとって、新しい場所、新しい人々、新しい習慣に慣れることがいつも容易であるとは限りません。今日、教会の必要を満たすに足る数の司祭がいません。

 司祭は人々からお金をもらおうとは思っていません。もし、金銭を受け取ったならば、彼はそれを自分の使命を果たすために使います。わたしたちは、司祭がこのような人生を選び取り、神と人々のために全生涯を捧げているということをよく知っておかなければなりません。そして、司祭のために熱心に祈らなければなりません。
 
司祭の生活とはどのようなものでしょうか。

第一に、祈りの生活です。司祭は、いつでもどこでも、できる限りの祈りをします。司祭は、人々に対して、赦しといつくしみと愛の心を持たねばなりません。神を喜ばせるのは、どれほどたくさんの仕事をしたかではなく、どれほど意向が純粋であり、神と人々への愛がどれほど深いかにあるのです。

一人ひとりの司祭は、自分の身体的、知的、霊的力と能力を尽くして働きます。司祭が直面する困難や逆境に人々は気付かないかもしれません。主に信頼を置くことによって、彼は司祭職を全うしようとしているのです。世界を見ると、国によっては、司祭や修道者が迫害に遭い、命の危機にさらされているところもあります。わたしたちは、彼らのために、彼らが教会と人々に仕えるために生き延びることができるよう、祈らねばなりません。
 
司祭たちは聖なる人々であり、神との一致を熱心に望みます。しかし、人間は完全ではなく、欠点もあれば、間違いも犯します。もし、司祭の弱さを見つけたなら、わたしたちは彼を理解し、赦し、助けるよう努めるべきです。

主は、私たちが助け合うことを望んでおられ、キリストにおいて、私たちはひとつのからだなのです。司祭も例外ではありません。私たちは司祭を尊敬しなければなりませんが、同時に、司祭に高望みをすべきではありません。

わたしたちは、一人ひとり異なる、ユニークな存在として造られました。小教区の人々は、彼らの司祭がベストを尽くして働いていることを知らなければなりません。司祭が小教区民からの協力を得られなかったとしたら、とんでもないことです。彼は、家族と全てを捨てて、神と人々に従う道を選んだことを覚えておきましょう。どうして、司祭の悪口など言えるでしょう。もし、彼の両親が、息子が小教区の人々に非難されるのを聞いたら、どんなに悲しむことでしょう。

 司祭の務めは、貧しい人、病気の人、弱い人を助けるだけではなく、全ての人が成長し、花開き、実を結ぶように助けることです。洗礼を受けたすべての信者は、キリストの司祭職に与るように召されています。司祭や修道者とともに、信者は、教会に奉仕し、カトリック教会の教えに従って信仰深い生活を送るように求められています。

 聖木曜日、イエスは、弟子達の足を洗いました。そうすることによって、互いに仕えあう模範を示されたのです。イエスはまた、ご聖体を制定し、現在に至るまで司祭は、キリストの記念として、ミサの中でこれを繰り返し行っています。司祭ばかりでなく、私たち皆が人に仕えるよう召されています。司祭に協力し、教会が神のいのちと喜びであふれるようにしましょう。

 教会は、様々な秘蹟を行う権能を司祭に与えました。いくつかの秘蹟は、司祭によってのみ授けられます。司祭の中におられる神の現存を認め、司祭と司祭職に敬意を払いましょう。世界中で働く司祭方のために祈りましょう。

神が、聖なる使命を実現するために、彼らに力と健康と恵みを与えてくださいますように。若い人々が、神と人々に仕えなさいという、神からの呼びかけに寛大に応えるように祈りましょう。

 主よ、私たちにあなたへの信仰と信頼の恵みをあたえ、私たちの心に愛の火を灯してください。

ジョセ・シルヴェイラ(DHM)東京

  • 新着 ラップ神父のソロモン便り(9)

  • お茶合宿in 富士見
  • わたしの叫び・泣き声が聞こえますか?
  • フオン・ランさんのこと
  • スマトラ沖地震犠牲者のための祈りの呼びかけ
  • TSUNAMI情報:ヘーゼル(総長)からの手紙
  • フオン・ランさんの近況
  • 「主は私たちと共に今もいつも生きておられる」
  • 総長からスマトラ沖地震による津波支援の感謝と報告の手紙届いています
  • 追悼ヨハネパウロ2世 平和をもたらす者は幸い
  • 旅人の荷物
  • イエスに従う招き
  • Kumusta Kamo? (how are you?)
  • フィリピン、ダバオから
  • スモーキー・マウンテン(煙の山)
  • ドイツ訪問
  • フィリピン、カプチアン便り
  • ケニアから
  • 東アフリカ管区訪問
  • 「グループ・ホーム」での使徒職
  • ダン・バウ二題
  • 詩 八ヶ岳
  • 「聞いてみました」
  • カプチアン便り
  • 「聞いてみました」その2
  • ダン・バウ独奏:「Long Me(母の心)」
  • 『幸福はどこに?』
  • 「お茶は楽しいです!」明泉茶道部
  • 修道服・・・・
  • 主よ 守りたまえ 私の心
  • 源泉をたどる
  • 希望と勇気の実りを味わう。
  • お礼の手紙
  • カプチアンで体験したこと(1)
  • 「聞いてみました:Hさん」
  • カプチアンで体験したこと(2)
  • 日本での休暇を終えて
  • 東チモールで出会った友達
  • 神に導かれた道
  • クリスマスとは
  • 神様にはできないことはない
  • あなたに呼ばれた
  • 新年を祝して
  • 2006年夏 ジュニアセッションの思い出
  • イエスのみ心の文化
  • ラップ神父のソロモン便り(1)
  • ドロシー・ベーカーの思い出ノート(1)
  • 冒険体験:日本語教師
  • ラップ神父のソロモン便り(2)
  • ドロシー・ベーカーの思い出ノート(2)
  • 「聖木曜日」
  • 詩 「桜」
  • ラップ神父のソロモン便り(3)
  • ソロモン島の地震
  • ラップ神父のソロモン便り(4)
  • ドロシー・ベーカーの思い出ノート(3)
  • 「キリストは私の喜び」
  • ラップ神父のソロモン便り(5)
  • ラップ神父のソロモン便り(5a)
  • ラップ神父のソロモン便り(6)
  • ある会員の証し
  • ラップ神父のソロモン便り(7)
  • 天におられるわたしたちの父よ
  • 毎日が主の日
  • ラップ神父のソロモン便り(8)

▲ページの先頭に戻る

 HOME>生活スケッチ

Copyright(c)2007 Daughters of the Heart of Mary All rights reserved.